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稽古日誌

幸田です。
二週間ぶりの対面稽古でした。

現在、平日はリモート、土曜日の朝から夕方で対面稽古というスタイルでやっているんですが、先週、僕が仕事だったため稽古はお休み。7/17日以来の対面稽古でした。

今日は後半の新しいシーンの半立ち稽古。
台本片手に少しずつ動きを作っていきます。



謎の行動をするみずきちゃん(笑)
これももちろん芝居の一場面です。

これはある小道具を使うためのシュミレーションを代用品でやっているところ。
芝居に関わりのある小道具は、代用品を使って実際にやってみるのが一番です。マイムだけだとなかなかイメージがつかみにくく、リアリティが生まれません。

このシーンは(僕の中では)会心の場面というか、新しい角度で描けたな、という場面なんです。

長年台本を書いていると、僕みたいな大した才能もない凡人はだんだん似たものばかり書くようになってしまいます。
パターンができてくるというか。

あ、でも、僕は決してそれを否定しているわけではありません。むしろパターンを作りたい。
僕は、演劇人は職人であればいいと思っているので、毎回斬新な何かを生み出すアーティストではなく、コツコツ同じことを地道にやって、けれど精度をどんどん高めていければいいと思っています。
そっちの方が芝居のクオリティも上がるし、お客さんのためかな、と。

とはいえ、完全に同じことばかり書いているとさすがに成長がない。
だから、どこか一つ、今までの自分のパターンにはないものが生まれればいいなと思っているんですが、今回はこの場面なんです。
まあ、外から見ていたら
「別に今までと変わってねーじゃねーか」
と思う人もいるかもしれませんが、僕の中では「これは(僕にとって)新しい」とちょっと興奮した場面なんです。

実際にやってみてもやっぱり面白かった。

ぜひ、劇場で確かめてみてください。こんな感じの場面観たら「あ、ここか」と思い出していただければ。


その他のシーン、前半部分も着実に積みあがっています。





これ、なんだか僕が「ジャイアンか」みたいな立ち振る舞いをしていますが、後ろのりゅうたに演出をつけているところですね。
僕はわりと自分でやってみせてしまうタイプです。

「演出がやってみせると役者はそのコピーをしようとするのでよくない。それは演技じゃない、ただのコピーなのだ」

という演出論があって、なるほど確かにね、と思うんですが、僕はついついやってしまいます。出たガリのやりたがりなんでしょう。迷惑な演出です。

あ、もちろん「こうやれ!」なんて押し付けたりはしませんよ。
なるべくなら言葉で説明して、役者とイメージをする合わせていくように努めていますが、まあ、ついやっちゃいますね。まだまだ修行が足りません。




出番を待っている間も台本を確認するあっくん。

正真正銘の初舞台なので、きっと毎回稽古でさえも緊張してることでしょう。
でも、あまり緊張を感じさせない自然体なのがとてもいいところです。
誰でも緊張はしますからね。緊張することが悪いのではなく、緊張しておかしなことになってしまうのが良くないのです。
緊張を自覚しながら、それでも自然体でいようと努めればよいと思います。

というわけで、『まっすぐ目を見て話してください』着実に前進しています。

8月から福岡県にもまんえん防止等重点措置が出ることになって、上演するぽんプラザホールも20時まで(公演時は21時まで)の時短となってしまいます。

21日(土)18:30~の公演が危ういラインかと思っていましたが、上演時間は90分(もしかしたら80分くらいになるかもです)ですので、20時終演、それから21時までに退館すればよいので何も問題なく上演できそうです。

ですので、現時点では公演は全て予定通り行います。

今後、感染者が爆発的に増えて緊急事態宣言が福岡にも出て公共施設が閉館、なんてことになると公演延期か中止ということになってしまいますが、今のところは大丈夫でしょう(と信じたい)

ですので、ぜひ、劇場、もしくは配信でご覧いただければ。

ご予約、お待ちしています!

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プロフィール

劇団HallBrothers

Author:劇団HallBrothers
2022年9月@ぽんプラザホール。
『300坪』終了しました!

次回公演は2022年12月!
『だめな大人』を上演します!

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