木村です。
役者インタビュー6回目はあやさん!
第2回公演(1999年、20年前!)からいらっしゃる大ベテランです!

■まずは、ざっくりと今回の公演いかがでしたか?
→店長の役だったからか、珍しくどの役者ともからむ役だったので嬉しかったです。いつもは同じ作品でもからまない人もいるので。
あと、初日開けて「ああ、この作品は今の自分にフィットするというか、好みなんだな」というのを改めて感じて。
もちろん私だけじゃなくて、現代を生きる人の心を射抜く言葉が散りばめられていて、もっと多くの人に見てもらいたいなと思いました。
■集客は苦戦しましたよね。私たちの力不足です。すみません。
→いやいや、私も役者だけではなく制作という立場でもあるわけだから、もっと多くの人に知ってもらう方法を考えないとと思うよ。それを思いつかない自分がポンコツだな、って(笑)
でも、確かに集客苦戦はしたけど、劇団のお客さんっていうのは回を重ねるごとに増えてる。
私たちみたいな小劇場って役者が自ら売って回る「手売り」に頼る割合が高いけど、うちの場合は手売りは減ってきて、ホームページとかローソンチケット、当日券の数が増えてきてるんですよね。微増ではあるけど(笑)確実に積み上げてる。
だから劇中の自分のセリフじゃないけど「いいものはきっと広がる」と信じて、目の前の芝居に誠実に取り組むことかな、って。
■諸島さんそのままですね!私も澄香みたいな気分で聞きましたw
次の質問です。タイトルも内容も変わってしまいましたが、『饒舌な足裏』を10年ぶりにやってどうでした?
→当時のメンバーが観に来てくれて「同じなのはお店の名前と衣装くらいでしたね」って(笑)そのくらい変わってしまったので、新作ですよね。
あ、『饒舌な足裏』はリフレをやるシーンが私含めて5人いたセラピストみんなにあって、私も素人ながらなんとかやっていたんですけど、今回はえりか(川上役)だけ。しかもえりかは本物のセラピストなので、アンケートにも「臨場感、説得力がありました」ってのが結構多くて。やっぱ本物にはかなわないな、って(笑)
■えりかさん、ホントに上手ですよね!イオン香椎浜のお店にいらっしゃいますよ!(あ、言っていいのかな?)
→あと今回はリラクゼーションサロン・癒す、ということがきちんと作品の芯にあった。『饒舌な足裏』は「他人のことを想像する」というテーマはあったけど、癒すということはあまり作品の芯になかった気がする。極端なこと言えば舞台がリラクゼーションサロンでなくても良かったのかな、って。そこが大きな違いかな。
■なるほど。私も『饒舌』の映像は見たんですが、そんなこと思いませんでした。10年前から今の会話劇に作風が変わっていったとのことですが、この10年どうでしたか?
→私は不器用な役者なので、それまでやっていた役者の肉体押しみたいなのか苦手だったから、この10年の方がやりやすいし、元々会話劇がやりたくて芝居始めたから、自分の好みでもあるというか。
でも、今になったらそれ以前の芝居もやりたいなと思ったり。だから3月に西区の環境フェスタでやった芝居は楽しかったですよ。会話劇以前のHallBrothersを彷彿とさせる芝居だったから。
■会話劇になる前のお芝居ってどんな感じたったんですか?もう少し詳しく教えていただければ。
→うーん、なんて説明したらいいのかな。初期の代表作の『たまねぎのしん』は「地球に飽きたら宇宙に行きませんか?」みたいなキャッチコピーで、無人星を買う、みたいな設定だったかな。
■まさかのSF!?www
→本格的なSFっていうわけではないよ。まあ、何でもアリだし、ぶっ飛んでたというか。それこそ役者の肉体一つあれば宇宙にだってあの世にだってどこにでも行ける!というコンセプトでお芝居してたので。
■印象に残ってる役ってありますか?
→エンジェルマキとかかな。
■エ、エンジェル、、、
→謎よね?(笑)謎だったね、あの役は。今でも謎(笑)2000年に初めてぽんプラザでやった時の『キラー・ループ』という作品で演じた役。あの芝居自体も80年代小劇場演劇という感じでめちゃくちゃだったから……っていってもわからんよね(笑)
考えるな感じろ、っていうかね。ストーリーとかつじつまなんてどうでもよくて、勢いと熱とイメージで繋ぐみたいな……そんな感じかなあ。違う劇団やん!って思うはず(笑)
■逆に見てみたいですねwww
→でも書いてるのは幸田サンだし、もしかして根本は変わらないのかな。あの作品で何を描こうとしてたのかはっきりとはわからないけど……演じている自分と本当の自分、みたいなことなのかな。自分自身みたいなことは今でもセリフで出てきたりするしね。
■そうですね。
→だから変わらないといえば変わらないのかも。
■劇団とか演劇を20年続けるって大変なことだと思うんですか、どうして続けてこれたんですか?
→やりはじめの頃のメンバーの中で一番ヘタで、売りもなかったし、自信もなかった。でもどこかで見たか聞いたかしたんだけど「つらくてもやり続けるのが才能、努力を続けるのが才能だ」って言葉を知って、あ、私はこれだ!って。だから続けようって続けたのが最初の10年。
あと、仕事の関係で少しだけ離れた時期があって。一年もなかったけど、その時に強く芝居やりたいって思えた。自分にとってすごく大切なものだったんだな、って。あとはもう日常の一部になっているから理由なんかない(笑)
役者も制作も全部が日常の一部。そして私がこの劇団の一番のファンっていうのがあるかな。
■いいですね、なんか。うまく言葉にできませんが。
最後に次回は10人出演です!私が入ってから史上最多出演者だと思いますが。
→うちでやりたいって思ってくれるコが増えるのはうれしい。10人いて、色々な個性があればその分の幅が広がるから、また違った作品になるのかな、とは思います。次もとにかくいい作品を作ることかな、と思うし、作っていきたいと思います。
ありがとうございました!
役者インタビュー6回目はあやさん!
第2回公演(1999年、20年前!)からいらっしゃる大ベテランです!

■まずは、ざっくりと今回の公演いかがでしたか?
→店長の役だったからか、珍しくどの役者ともからむ役だったので嬉しかったです。いつもは同じ作品でもからまない人もいるので。
あと、初日開けて「ああ、この作品は今の自分にフィットするというか、好みなんだな」というのを改めて感じて。
もちろん私だけじゃなくて、現代を生きる人の心を射抜く言葉が散りばめられていて、もっと多くの人に見てもらいたいなと思いました。
■集客は苦戦しましたよね。私たちの力不足です。すみません。
→いやいや、私も役者だけではなく制作という立場でもあるわけだから、もっと多くの人に知ってもらう方法を考えないとと思うよ。それを思いつかない自分がポンコツだな、って(笑)
でも、確かに集客苦戦はしたけど、劇団のお客さんっていうのは回を重ねるごとに増えてる。
私たちみたいな小劇場って役者が自ら売って回る「手売り」に頼る割合が高いけど、うちの場合は手売りは減ってきて、ホームページとかローソンチケット、当日券の数が増えてきてるんですよね。微増ではあるけど(笑)確実に積み上げてる。
だから劇中の自分のセリフじゃないけど「いいものはきっと広がる」と信じて、目の前の芝居に誠実に取り組むことかな、って。
■諸島さんそのままですね!私も澄香みたいな気分で聞きましたw
次の質問です。タイトルも内容も変わってしまいましたが、『饒舌な足裏』を10年ぶりにやってどうでした?
→当時のメンバーが観に来てくれて「同じなのはお店の名前と衣装くらいでしたね」って(笑)そのくらい変わってしまったので、新作ですよね。
あ、『饒舌な足裏』はリフレをやるシーンが私含めて5人いたセラピストみんなにあって、私も素人ながらなんとかやっていたんですけど、今回はえりか(川上役)だけ。しかもえりかは本物のセラピストなので、アンケートにも「臨場感、説得力がありました」ってのが結構多くて。やっぱ本物にはかなわないな、って(笑)
■えりかさん、ホントに上手ですよね!イオン香椎浜のお店にいらっしゃいますよ!(あ、言っていいのかな?)
→あと今回はリラクゼーションサロン・癒す、ということがきちんと作品の芯にあった。『饒舌な足裏』は「他人のことを想像する」というテーマはあったけど、癒すということはあまり作品の芯になかった気がする。極端なこと言えば舞台がリラクゼーションサロンでなくても良かったのかな、って。そこが大きな違いかな。
■なるほど。私も『饒舌』の映像は見たんですが、そんなこと思いませんでした。10年前から今の会話劇に作風が変わっていったとのことですが、この10年どうでしたか?
→私は不器用な役者なので、それまでやっていた役者の肉体押しみたいなのか苦手だったから、この10年の方がやりやすいし、元々会話劇がやりたくて芝居始めたから、自分の好みでもあるというか。
でも、今になったらそれ以前の芝居もやりたいなと思ったり。だから3月に西区の環境フェスタでやった芝居は楽しかったですよ。会話劇以前のHallBrothersを彷彿とさせる芝居だったから。
■会話劇になる前のお芝居ってどんな感じたったんですか?もう少し詳しく教えていただければ。
→うーん、なんて説明したらいいのかな。初期の代表作の『たまねぎのしん』は「地球に飽きたら宇宙に行きませんか?」みたいなキャッチコピーで、無人星を買う、みたいな設定だったかな。
■まさかのSF!?www
→本格的なSFっていうわけではないよ。まあ、何でもアリだし、ぶっ飛んでたというか。それこそ役者の肉体一つあれば宇宙にだってあの世にだってどこにでも行ける!というコンセプトでお芝居してたので。
■印象に残ってる役ってありますか?
→エンジェルマキとかかな。
■エ、エンジェル、、、
→謎よね?(笑)謎だったね、あの役は。今でも謎(笑)2000年に初めてぽんプラザでやった時の『キラー・ループ』という作品で演じた役。あの芝居自体も80年代小劇場演劇という感じでめちゃくちゃだったから……っていってもわからんよね(笑)
考えるな感じろ、っていうかね。ストーリーとかつじつまなんてどうでもよくて、勢いと熱とイメージで繋ぐみたいな……そんな感じかなあ。違う劇団やん!って思うはず(笑)
■逆に見てみたいですねwww
→でも書いてるのは幸田サンだし、もしかして根本は変わらないのかな。あの作品で何を描こうとしてたのかはっきりとはわからないけど……演じている自分と本当の自分、みたいなことなのかな。自分自身みたいなことは今でもセリフで出てきたりするしね。
■そうですね。
→だから変わらないといえば変わらないのかも。
■劇団とか演劇を20年続けるって大変なことだと思うんですか、どうして続けてこれたんですか?
→やりはじめの頃のメンバーの中で一番ヘタで、売りもなかったし、自信もなかった。でもどこかで見たか聞いたかしたんだけど「つらくてもやり続けるのが才能、努力を続けるのが才能だ」って言葉を知って、あ、私はこれだ!って。だから続けようって続けたのが最初の10年。
あと、仕事の関係で少しだけ離れた時期があって。一年もなかったけど、その時に強く芝居やりたいって思えた。自分にとってすごく大切なものだったんだな、って。あとはもう日常の一部になっているから理由なんかない(笑)
役者も制作も全部が日常の一部。そして私がこの劇団の一番のファンっていうのがあるかな。
■いいですね、なんか。うまく言葉にできませんが。
最後に次回は10人出演です!私が入ってから史上最多出演者だと思いますが。
→うちでやりたいって思ってくれるコが増えるのはうれしい。10人いて、色々な個性があればその分の幅が広がるから、また違った作品になるのかな、とは思います。次もとにかくいい作品を作ることかな、と思うし、作っていきたいと思います。
ありがとうございました!
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