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2019年を振り返る①幸田

木村です。
12月にもなりましたし、メンバー1人1人に今年一年を振り返るインタビューをしていきたいと思います!
まずは主宰の幸田さんから!


■2019年を漢字一言で表すとどんな年でしたか?
→「瞬」ですね。一瞬の瞬。20周年記念公演ラッシュで4本、2月のギルドフェスも入れたら5本、それ以外にもたくさん芝居をやって、とにかく忙しかった。
なので「忙」かなとも思ったけど、本当に目まぐるしく日々が過ぎていって、あっという間に終わったから「瞬」ですね。忙しかった。もうすぐ二番目の子も産まれるし、イベント盛りだくさんな一年でした。

■作品を一本ずつ振り返ってもらえますか?まずは1月の『Sour Grapes』から。
→2018年に劇団員の何人かが色々な事情で休団していって、それまで任せていた宣伝美術とか舞台美術がいなくなったんです。
なので、これはもう自分でするしかないと思ってチラシ作ったり、舞台美術も設計したりするようになりました。
2018年は一年間『あの人、賃貸だから』を色々な場所でやって。同じ作品だし、舞台装置も机と椅子があればいい作品なので、それほど大掛かりなものはなかったんです。
でも、2019年一発目の『Sour Grapes』は久しぶりのぽんプラザで、これはちゃんと舞台装置も設計しないとな、と思って頑張りました。なので、舞台美術デビューの作品と言えるのではないでしょうか。
「装置がおしゃれで素敵です」みたいなアンケートがいくつかあったので嬉しかったです。
脚本・演出としては久しぶりの新作だったので、思うように書けないところもあって苦労したところもありました。いつかまた手を入れて再演したいなと思います。

■2月のギルドフェス『田舎者のDNA』について聞かせてください!
→ちょうど劇団で請け負っている別の仕事と日程が重なってしまって、空いているのが僕、あやちゃん(萩原)、せきゆ(関口祐香)の3人だったんですね。なので、3人でやろうと。
あやちゃんとせきゆのセリフがとても多いので、稽古が大変そうでした。でも、フェスなので他の団体さんもいるし、うちを知らないお客さんにも観てもらえてよかったです。
母に反発していた子が、自分が母の立場になった時に同じようなことを言ってしまう、というお話で、演じる3人は同じだけど時代をまたいで二世代を演じるという仕掛けがあります。
そういうのもあって年配の方に好評でした。自分の歩んできた道とかを重ねてもらえたんじゃないでしょうか。これもいつか他の短編と組み合わせて『短編集』みたいな形でやりたいですね。

■4月『半径50メートル』についてお願いします。
→えりかのデビュー作ですね。ホントに下手で苦労しました(笑)でも、あの子が持ってる独特の雰囲気をどうにか生かせないものかと試行錯誤して、結果、今にも続く天然キャラが生まれたのでよかったです。『女の幸せ』とかえりかのキャラクター大人気でしたしね(笑)
えりかもそうだし、うちの劇団は未経験から始める子が多いです。しかも不器用な子が多いので、こういう言い方すると失礼だけど普通はオーディションとかで受かりにくい子が多いのではないかと思います。でも、使い方によっては輝くことはできる。そう信じて演出しているし、うまくいかなかったら演出が悪いと思うようにしています。
芝居の演出家は権力を持ちやすい。稽古場というのは演出家が絶対なところがあるので、何でも役者のせいにして威張りくさっているやつとかいます。でもそんなことをしていても演出観や演出の技術は絶対に向上しないし、いい芝居は作れません。常に新しいものの見方ができるように柔軟でいないと。そういう意味で新メンバーとの出会いはとても大切で刺激的です。
作品としてはきれいにまとまっていて、好きな作品です。適度に笑いもあるし、グサッと来るところもあるし、見やすい作品になったのかな、と思います。

■8月『足は口ほどにものを言う』はいかがでしょうか?
→はるっきー(木村です)が成長した公演でした。はるっきーも本当に下手で……(笑)『Sour Grapes』『半径50メートル』と出番少なめにしたり、色々微調整していたんですが、そればかりもつまらないじゃないですか。この作品から少しずつ出番増やして、大事なセリフも渡して、ということをやりました。最初は「大丈夫か?」と思ってましたけど(笑)、最終的にはちゃんと応えてくれたのでよかったです。
あとあやちゃんのお腹がね……もう結構大きくなってたので。これは妊娠設定にするしかない、とか(笑)そういうわけで2009年上演『饒舌な足裏』を下敷きにした作品ですが、まったく別物になりました。でもそこが芝居かな、と思います。モチーフは同じでも、その時、そのメンバーに合わせて直していったら全く別の作品になる。でも、芝居はやっぱり役者のものですから。役者が違えば別の作品になるのは当たり前なんですよね。なので次に再演する時はまた別の作品になると思います。
作品的にはこれもきれいにまとまっていて、好きです。自分でも思うし、『女の幸せ』のアンケートにもありましたけど、まとめ方がうまくなったな、と(笑)
前は後味悪い感じでダークに終わることとか、投げっぱなしなこととかありましたけど、最近はいいところできれいにまとまることが多いです。やっぱりたくさんやればやるほど、劇作も上手くなりますね。ただ、個人的には後味悪いとか投げっぱなしなのも嫌いじゃないので、またそういうのもやっていきたいなと思ってます。観る方はイヤかもしれませんけど(笑)

■そして公演ラッシュ最後、『女の幸せ』です。
→山ちゃん(山中祐里)も入ってきたし、ヤナギ(高柳一輝)の3年振りの舞台だし、山P(山下大貴)も出演して、にぎやかな公演でした。役者急病で1ステージ中止になってしまったのは本当に申し訳なかったですけど、終わってみたら評判もよくていい作品になったな、と。
「今までで一番好きです」というアンケートもたくさんあって、嬉しかったですね。キョロ(唐島経祐)が最初の方なかなか役をつかめなくて。キョロは下敷きになった2013年上演の『すごい人生』の時と(設定は少し変わりましたが)同じ役なんですが、あれから6年も経ってますからね。あの時のキョロと今のキョロは違ったんでしょう、とても苦労していました。最終的には上手くつかんでましたし、お客さんでも「唐島さんの演技が好きです」という人はたくさんいるので良かったなと思いますが。やっぱり芝居っていうのは「今」
が現われるものなんだと思います。役者の状態もそうだし、劇作だってそうです。普遍的なものを書きたいとは思っていますが、時代の雰囲気や空気というのは何かしら入ってくる。この作品に限らず、今年一年やった作品はどれも「人それぞれ」「自由」ということを描いていますが、それだけ不自由な息苦しい時代なのかなと思ったりします。

■では、最後に今年一年を振り返ってどうでしたか?
→忙しかったけど楽しかったです。まとめ方も上手くなったし(笑)芝居はやればやるだけ上手くなるし、上手くなったらもっとやりたくなるし、いいサイクルに乗っかれた一年だったな、と。
そういえば、僕とあやちゃんを除いて、劇団員が20代ばかりになって。20周年を経て若返ってしまいました(笑)なので、来年はまたこれまでとは少し違った雰囲気になるのかな、と思いますし、楽しみですね。
2020年もHallBrothersをよろしくお願いします!


ありがとうございました!


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2020年5月公演『わたし、病気なんです』はコロナウィルス感染拡大の影響で中止となってしまいましたが、流行りのビデオ会議ツールZoomを使って新作を作りました!

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