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HallBrothersヒストリー⑦

幸田です。
HallBrothersヒストリー第七弾は横文字タイトルの頃。


2008.4月『アンダーグラウンド・サイコ』

第二回福岡演劇フェスティバルチャンス枠出場作品で、西鉄ホールにて公演しました。

現代と過去(80年代)を行き来しながらストーリーが進んでいきます。
写真は過去のディスコシーンですね。
ディスコっぽい照明ですよねー(笑)
全員でダンス踊ったりして、今の会話劇からは想像しにくい作風でした。



これは主軸となる二人が住むアパートのシーン。



広い西鉄ホールなので自転車を走らせたりもしました。



警備員の二人が、工事現場から掘り起こされた古い時計を見つけるところから物語が始まります。

その時計は封印したかった過去の象徴で、地面の下(=心の底)には見たくない記憶や感情が眠っている、というモチーフでできた芝居です。
なので『アンダーグラウンド・サイコ』

この頃は横文字がカッコイイと思っていたんですねー。

この次にご紹介する『ヘルメット・オン・ザ・ビーチ』とか『スパイラル・モンキーズ』『サイケデリック・オーガスト』『ネガティブ・マインド』なんてのもありました。

『となりの田中さん』とか『あの人、賃貸だから』みたいな生活感溢れる現在のタイトルからは程遠い時代ですね。



演技も体を張ったギャグが多かったですね…

これ萩原ですが、どことなくアングラ臭がします…(笑)



「前向き会」にハマっている女の子で、自分の可能性を狭めるネガティブな言葉が書かれた紙を叫びながら破り続ける、という修行をしているシーンです。
そうそう、叫んだりとかよくしてました。



これ、警棒で殴り倒した後、というシーンですね。
ちょっとしたアクションみたいなこともやってました。
あと、走ったり。



あとはパロディとか。これ、おわかりだと思いますが、とあるインターネットカフェの看板のパロディですね。

これらの要素が今に引き継がれている部分はありますが、随分違う芝居をしていたなーと思います。
大体、タイトルが横文字ですからね(笑)それがもう、今とは全然違う。


で、こんな印象的な照明で見せたり、ってこともしてました。



青っぽい照明が多かったですね。
特に僕が青にこだわっていたわけではないんですが、いつもプランをお願いしている照明家さん的には青っぽいイメージだったんでしょうね。
青春の青でしょうか。
そもそも横文字タイトルが青春っていうか、若い感じしますもんね(笑)
書いていることも青春の鬱屈が多かった気がします。

さて、次です。



2007.12月『ヘルメット・オン・ザ・ビーチ』

やっぱり青っぽいですね(笑)

これ、初めてロングラン公演を行った作品です。
初めてのロングランなので、気合いを入れて頑張りました。



この白い人たちに…



じゃーん!映像映したりしました!

この頃、オープニングでタイトル映像出すのがカッコイイ!って思ってたんですよねー。

15~20分ほど序章があって、で、音楽ガーン!とかかってタイトルが映像でバーン!と出て、みたいなパターンが好きだったんです。



海辺にある閉ざされたコミュニティが舞台でした。

現代社会に疲れた人たちが理想郷を作ろうと人里離れた海辺に小さなコミュニティを作る。
しかし実際に暮らし始めると理想通りにはいかない。
そこに外部から訪れた人たちがさらなる混乱を引き起こして…みたいな話しです。

と、今だからうまくまとめられますが、やはりこの頃というのは頭の中もとっちらかっていたし、思いつきで書いていたので、それほどキレイにまとまってはいません(笑)

照明と音楽と熱量でなんとか押し切った芝居でした。



どうですか、この「ピーターパンか!」みたいな幻想的な照明。



お!また映ってますね!映像!
合計4回くらい使ったのかな?



この危険な目!(笑)

現メンバーで当時を知るのは萩原だけですね。
当時はとにかく熱!熱量がマスト。結果、この狂気の目。



暴れてますしね(笑)
つかみかかって、投げ飛ばして、殴って…



黄昏オレンジな照明!

こういう照明は最近使わないですが、役者的にはこういう照明の方が気持ちいいんじゃないでしょうか。
照明浴びてる!って感じがしますし、非日常感がありますよね。



火事まで起こってしまいました!
確か村人の一人が火を放つのです。
もう何でもアリだな。銃構えてますしね。



そしてまた映してきましたよ!
どんだけ映すんだ、ってね(笑)



でもってまた銃!



そして映像!
いやー、てんこ盛りですね。



またもや銃!

ちなみにこの銃、火薬を使ってパーン!とものすごい音が鳴る本格的なものでした。
役者のお父さんの私物をお借りしたもので、(造りも値段も)しっかりしたものです。



セクシーシーンもありました。



最後には天井から砂を降らせたり。
あ、この真ん中の筋、本物の砂なんです。

それが効果的であったか今思えば疑問ですけど(笑)、当時はやりたかったんでしょうね。

あと、この何となく語呂だけで決めたような横文字タイトル『ヘルメット・オン・ザ・ビーチ』

どういう意味ですか?と当時たくさん聞かれた気がしますが、うまく説明できていなかったように思います。まあ、語呂が半分以上ですから、大した理由なんてなかったんでしょうけど(笑)

でも、当時のイメージを思い出して言葉にしてみるとこんな感じですだったはずです。

「砂山を作ったけれど、波が打ち寄せてきて少しずつ削れてしまう。
せっかく作った砂山を守りたいから手近にあったフルフェイスのヘルメットを砂山にかぶせて安心していたら、水はヘルメットの下から侵食していつの間にか砂山を流してしまった。
ヘルメットを外した時には、砂山は影も形もなくなっていたーというのをモチーフに作品を作ったので、ヘルメット・オン・ザ・ビーチにしました」

まあ、このモチーフ自体は悪くないと思いますし、おそらく

「自分というものをしっかり持っていても(持っていると思っていても)現代社会の情報の波に洗われ、いつの間にか侵食されて、自分なんてものの中身は消え去ってしまっている」

ということが本当は書きたかったのではないかと思います。
それとヘルメットのイメージ結びついたのではないかと。
ただ…全然書けてなかったです。

芝居観て「あ、だからそのタイトルか!」と気づく人いないと思いますし。っていうかいなかったですし(笑)
もったいなかったですね。

まあ、でも、そんなものですね。

今から振り返ると色んなことがわかるけど、当時はわかるわけない。知識だって経験だって薄いわけだし。そもそもちゃんと考えきれていなかった。

でもこの頃の試行錯誤があるから今があるわけで、HallBrothersの大切な歴史の一部ですね。
今再演するとしたら、思いっきり手を入れて全然違うものになるんじゃないでしょうか。
たぶん、やらないですけど。


というわけで第七弾は写真いっぱいでお送りしました。
次回をお楽しみに!


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劇団HallBrothers

Author:劇団HallBrothers
次回公演は2018年1/31~2/3

キビるフェス~福岡きびる舞台芸術祭~2018
代表作『となりの田中さん』を4年振りに再々演!

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