幸田です。
出演者紹介二巡目第八弾はこの人。

劇団HBの大御所です。
大御所という言い方も本人嫌がるかもしれませんが(笑)
劇団初期からいる唯一のメンバーです。
それでは聞いていきましょう。
■お名前、年齢、出身教えてください。
→萩原あや、44歳、福岡県福津市出身です。
旗揚げ、正確に言えば第二回公演からですけど、最初期から関わっているメンバーは私だけかな、と思います。
私の次に古いのがキョロで、それでも2012年からかな?
■HBの生き字引みたいな感じですね(笑)なぜHBに入ろうと思ったのか改めて教えてもらえますか?
→今となっては姉のダンナになった人なんですけど(笑)、大学で知り合った友人が福岡大学付属大濠高校演劇部出身で「劇団探してるなら紹介するよ」と言われて、同じ福岡大学付属大濠高校演劇部の出身だった幸田サンの劇団に見学に来たから、です。
■見学に来た時の印象はどうでしたか?
→私が知ってた演劇の人たちは年上の人たちばっかりだから、単純に同年代が新鮮でした。やってる内容がそれまでに自分が触れたことのないようなテンション勢い押しみたいな、確か当時幸田サンは「惑星ピスタチオみたいなことをやりたい」とか言ってたかな。それで、「自分がやりたいこと、目指すところとは違うな」と思ってここはないなと思いました(笑)
■ここはないなと思ったのに、なぜ入ったんですか?
→手伝ってと言われたから。求められたら断りきれない性格なので(笑)だから、最初に関わって第二回公演『たまねぎのしん』は音響オペでした。そしたら一回手伝ったあと、メンバーがごろっといなくなって。実は『たまねぎのしん』に出演してたのは客演ばっかりだったんですよね。劇団員として残ったのは4人くらいだったかな?よく覚えてないけど。
■えー、当時誰がいったっけな……確かに、4,5人だった気はするね。
→で、第三回公演『少女はベッドで旅をする』をやるからと言われて、え?もしかしてあたし劇団員にカウントされてる?って(笑)そのままなんとなく出演することになってしまった、と(笑)
■それから20数年いるわけですが、辞めたいと思ったことは?
→何回もあります。最初の頃は毎公演思ってた(笑)
■それはなぜですか?
→不器用で上手くいかない、下手くそだったから。
■実際に出演してみたらピスタチオみたいな芝居だった?(笑)
→最初に出演した『少女はベッドで旅をする』は全然そんなことないけど、次の第四回公演『天井裏から愛を込めて』はそれっぽいこともやってたかな(笑)とにかく力押し!みたいな。
■やってみて力押しの魅力は感じましたか?(笑)
→当時は自意識が邪魔してなかなか弾けることはできなかったけど……うまくノッた時の高揚感は他には味わえない感覚で、それは楽しかったのかな。もう20年前の話ですけど。
■20年経って地味な会話劇という180度逆みたいな芝居になりましたけど、どうですか?
→びっくりよ(笑)あの頃に言われ続けた「テンション上げろ!」とか「気合いが足らん!」とか、あれはなんだったんだって感じですけど(笑)まあ、あの頃があって今があるのかな。「お前は入り込む力が足りない」とか当時の演出から言われ続けていました。現在もやってる人ですけど(笑)
■すいません(笑)「入り込む力」ってなんだよって感じですね(笑)
→今の子は怒られなくていいな、とかって思います(笑)あたしは言われやすいタイプだったのかいつも怒られてましたね。(笑)まあ、生意気なところもあったけど。「できないなら帰れ!」と言われて「じゃあ帰ります」みたいなこともあったし(笑)
■それはなんか覚えてるなあ。「帰ります」って言われて「えっ……」ってなったもん(笑)今思うと、そういう演出の仕方はよくないね。何も生まない。若かりし頃の自分を叱りたい。
さて、次の質問ですが。稽古が始まって一ヶ月ちょっと、対面での稽古も回数を重ねてきて、どんな感じですか?
→やっぱり対面の稽古は楽しいな、って。これぞ、演劇をしてる感じする。その場でお互いを感じて作っていくっていのがね、やっぱり。まあ、リモート稽古で会話になれてる部分もあるからすんなりできるのもあると思うので、今の稽古スタイルは理にかなっているというか、最初台本が上がってきた時には読むことが大事で、身体に落ちてから対面稽古というのはいいと思います。稽古回数少ない中で効率よくやれてるような気がする。
■今の子の気合いはどうですか?(笑)
→気合いね……(笑)まず、稽古場の雰囲気から全然違う。昔は緊張感というか、稽古場は神聖な場みたいなイメージがあったけど、今はゆるいから(笑)当時の私からしたら「いやいやないやろ」と思うけど、今はそれが当たり前というのがあって。その中で楽しんでいるメンバーもいるし、いい具合で変化してきたんだろうな、と。当時の気合いはないんだろうけど(笑)、違う意味での稽古に向かう姿勢というか、ゆるい中でも芝居はしっかり、誠実にやろうとしていて、今はちょうどいい塩梅を見つけられている感じがするかな。
■あの時に戻りたいとか思いますか?
→うーん……(笑)今の自分があの時に戻ったらもっと上手くやれるとは思うけど、極端な時期だったので、おもしろエピソードはあるけど、あんまり戻りたくはないかな(笑)毎公演辞めたかったし。
■では、現在の話に戻りますけど、作品も少しずつ形になってきて、その中で何か思うところはありますか?
→うちの作品をよく見てくれる人はわかると思うけど、幸田作品っていつも同じことを言っていて(笑)でも、今回は少し違うテイストがあって、それは新しく来たメンバーのおかげ。違う切り口、テイストがあって、これは長年うちを見てくれている人は気づくかな。今回の話の元になっている『65%悲劇』や『かなしいしあわせ』は「戻ってくる姉」という役は私がやっていて、でも、その時とは姉の描かれ方も違うかな。時代の移り変わりもあるし、やっぱり手書きなのでメンバーなのかな。今回は姉と対象的な妹、そして私演じる母親も出てくるし、やっぱり幸田サンの視点が増えたのかな、という気がする。
■最後に、本番が近づいてきていますが、改めて意気込みを。
→対面稽古は楽しくてあっという間に時間過ぎちゃいます。朝から夕方までなので疲れるんだけど、ホント楽しい。それがお客さんに伝わるようにもしたいと思うし、新たなメンバーたちにものびのび楽しんでもらいたいと思います!
さて、『まっすぐ目を見て話してください』本番まで一ヶ月となりました。
チケットご予約、まだまだまだまだ受け付けていますので、ぜひ、劇場で、配信で御覧ください!
お待ちしています!
»チケットのご予約はこちら«
出演者紹介二巡目第八弾はこの人。

劇団HBの大御所です。
大御所という言い方も本人嫌がるかもしれませんが(笑)
劇団初期からいる唯一のメンバーです。
それでは聞いていきましょう。
■お名前、年齢、出身教えてください。
→萩原あや、44歳、福岡県福津市出身です。
旗揚げ、正確に言えば第二回公演からですけど、最初期から関わっているメンバーは私だけかな、と思います。
私の次に古いのがキョロで、それでも2012年からかな?
■HBの生き字引みたいな感じですね(笑)なぜHBに入ろうと思ったのか改めて教えてもらえますか?
→今となっては姉のダンナになった人なんですけど(笑)、大学で知り合った友人が福岡大学付属大濠高校演劇部出身で「劇団探してるなら紹介するよ」と言われて、同じ福岡大学付属大濠高校演劇部の出身だった幸田サンの劇団に見学に来たから、です。
■見学に来た時の印象はどうでしたか?
→私が知ってた演劇の人たちは年上の人たちばっかりだから、単純に同年代が新鮮でした。やってる内容がそれまでに自分が触れたことのないようなテンション勢い押しみたいな、確か当時幸田サンは「惑星ピスタチオみたいなことをやりたい」とか言ってたかな。それで、「自分がやりたいこと、目指すところとは違うな」と思ってここはないなと思いました(笑)
■ここはないなと思ったのに、なぜ入ったんですか?
→手伝ってと言われたから。求められたら断りきれない性格なので(笑)だから、最初に関わって第二回公演『たまねぎのしん』は音響オペでした。そしたら一回手伝ったあと、メンバーがごろっといなくなって。実は『たまねぎのしん』に出演してたのは客演ばっかりだったんですよね。劇団員として残ったのは4人くらいだったかな?よく覚えてないけど。
■えー、当時誰がいったっけな……確かに、4,5人だった気はするね。
→で、第三回公演『少女はベッドで旅をする』をやるからと言われて、え?もしかしてあたし劇団員にカウントされてる?って(笑)そのままなんとなく出演することになってしまった、と(笑)
■それから20数年いるわけですが、辞めたいと思ったことは?
→何回もあります。最初の頃は毎公演思ってた(笑)
■それはなぜですか?
→不器用で上手くいかない、下手くそだったから。
■実際に出演してみたらピスタチオみたいな芝居だった?(笑)
→最初に出演した『少女はベッドで旅をする』は全然そんなことないけど、次の第四回公演『天井裏から愛を込めて』はそれっぽいこともやってたかな(笑)とにかく力押し!みたいな。
■やってみて力押しの魅力は感じましたか?(笑)
→当時は自意識が邪魔してなかなか弾けることはできなかったけど……うまくノッた時の高揚感は他には味わえない感覚で、それは楽しかったのかな。もう20年前の話ですけど。
■20年経って地味な会話劇という180度逆みたいな芝居になりましたけど、どうですか?
→びっくりよ(笑)あの頃に言われ続けた「テンション上げろ!」とか「気合いが足らん!」とか、あれはなんだったんだって感じですけど(笑)まあ、あの頃があって今があるのかな。「お前は入り込む力が足りない」とか当時の演出から言われ続けていました。現在もやってる人ですけど(笑)
■すいません(笑)「入り込む力」ってなんだよって感じですね(笑)
→今の子は怒られなくていいな、とかって思います(笑)あたしは言われやすいタイプだったのかいつも怒られてましたね。(笑)まあ、生意気なところもあったけど。「できないなら帰れ!」と言われて「じゃあ帰ります」みたいなこともあったし(笑)
■それはなんか覚えてるなあ。「帰ります」って言われて「えっ……」ってなったもん(笑)今思うと、そういう演出の仕方はよくないね。何も生まない。若かりし頃の自分を叱りたい。
さて、次の質問ですが。稽古が始まって一ヶ月ちょっと、対面での稽古も回数を重ねてきて、どんな感じですか?
→やっぱり対面の稽古は楽しいな、って。これぞ、演劇をしてる感じする。その場でお互いを感じて作っていくっていのがね、やっぱり。まあ、リモート稽古で会話になれてる部分もあるからすんなりできるのもあると思うので、今の稽古スタイルは理にかなっているというか、最初台本が上がってきた時には読むことが大事で、身体に落ちてから対面稽古というのはいいと思います。稽古回数少ない中で効率よくやれてるような気がする。
■今の子の気合いはどうですか?(笑)
→気合いね……(笑)まず、稽古場の雰囲気から全然違う。昔は緊張感というか、稽古場は神聖な場みたいなイメージがあったけど、今はゆるいから(笑)当時の私からしたら「いやいやないやろ」と思うけど、今はそれが当たり前というのがあって。その中で楽しんでいるメンバーもいるし、いい具合で変化してきたんだろうな、と。当時の気合いはないんだろうけど(笑)、違う意味での稽古に向かう姿勢というか、ゆるい中でも芝居はしっかり、誠実にやろうとしていて、今はちょうどいい塩梅を見つけられている感じがするかな。
■あの時に戻りたいとか思いますか?
→うーん……(笑)今の自分があの時に戻ったらもっと上手くやれるとは思うけど、極端な時期だったので、おもしろエピソードはあるけど、あんまり戻りたくはないかな(笑)毎公演辞めたかったし。
■では、現在の話に戻りますけど、作品も少しずつ形になってきて、その中で何か思うところはありますか?
→うちの作品をよく見てくれる人はわかると思うけど、幸田作品っていつも同じことを言っていて(笑)でも、今回は少し違うテイストがあって、それは新しく来たメンバーのおかげ。違う切り口、テイストがあって、これは長年うちを見てくれている人は気づくかな。今回の話の元になっている『65%悲劇』や『かなしいしあわせ』は「戻ってくる姉」という役は私がやっていて、でも、その時とは姉の描かれ方も違うかな。時代の移り変わりもあるし、やっぱり手書きなのでメンバーなのかな。今回は姉と対象的な妹、そして私演じる母親も出てくるし、やっぱり幸田サンの視点が増えたのかな、という気がする。
■最後に、本番が近づいてきていますが、改めて意気込みを。
→対面稽古は楽しくてあっという間に時間過ぎちゃいます。朝から夕方までなので疲れるんだけど、ホント楽しい。それがお客さんに伝わるようにもしたいと思うし、新たなメンバーたちにものびのび楽しんでもらいたいと思います!
さて、『まっすぐ目を見て話してください』本番まで一ヶ月となりました。
チケットご予約、まだまだまだまだ受け付けていますので、ぜひ、劇場で、配信で御覧ください!
お待ちしています!
»チケットのご予約はこちら«
幸田です。
出演者紹介も二巡し、稽古日記でも書こうと思いつつ……
リモート稽古って、書くことないんですよね……
稽古写真もZoomのスクリーンショットばかりで、基本動きがない。
今は平日リモート、土曜日が朝から夕方まで対面稽古という形でやっていますが、そう毎日更新できるほど稽古のネタがないというか。
もちろん、着実に積み上がってはいますが、なんというか、稽古場日記という形でお届けするほどの派手さがないのです。
しかし、なるべく毎日更新したいということで……
『過去公演を振り返る』
なんてことをやってみようと思います。
お知らせしている通り、今回新メンバーがたくさん増えたので、彼らも以前のことは知らないだろうし、改めてこれをご覧の皆様にもHBがどんな公演をやってきたかをお知らせしていくのもいいんじゃないかと思いました。
というわけで、直近の公演からだんだんと振り返っていこうかと思います。
一番近い公演はこちら

2021.2『題名のない演劇祭』@JR九州ホール
出演 萩原あや/山中祐里/唐島経祐/宮﨑楓

飛ぶ劇場、14+、万能グローブガラパゴスダイナモス、非・売れ線系ビーナス、劇団言霊、そしてHBと福岡・北九州の劇団が集った演劇祭です。
演劇祭のコンセプトはタイトル通り「タイトルなし。お客様の投票で決める」というもの。
そしてうちの作品は投票の結果『8割』というものになりました。
タイトルを投票で決めるというのも初めての経験だったし、JR九州ホールも初めてということで、新鮮な演劇祭でした。
惜しむらくは僕自身が別現場とかぶっていて、演劇祭当日に立ち会えなかったこと。
せっかく福岡・北九州の名だたる劇団が出場しているのに、劇場で観ることができませんでした(配信では観ました)
さて、我々HBはどんな作品をやったかというと、介護をテーマにした会話劇。
スーパーのバックヤードを舞台に、親の介護のために職を辞さなければいけない女性と突然の親の介護に巻き込まれた女性、二人の変遷を描いた作品です。
劇中、介護施設に就職した元アルバイトが
「あたし、気づいたんですけど、世の中の8割はクソみたいなやつですよ」
というセリフがあって、おそらくそこから『8割』というタイトルがいいと投票してくれたようです。
介護施設で働いている彼女は老人たちの自分本位で自分勝手な振る舞い、そしてその家族も同じように自分たちのことしか考えていない姿に辟易し、このセリフを吐きます。
そして図らずも介護に直面した二人の女性たちも、同じように苦しみ、疲れていきます。
が、そのクソみたいな姿も「それも人間か」と受け入れていくようになるまでのお話です。
『タイトルはお客様が決める』
というコンセプトなので、スタッフさんに提出する台本にもタイトルは記載されていませんが、実は僕の中ではタイトルを決めていました。まあ、そうじゃないと僕は書けないタイプなので。タイトルってその作品を象徴するものですし、それがないというのは道標がないようなもので、どこに進んでいけばいいのかわからなくなるのです。
で、僕の中で決めていたタイトルは『それも、人間』
よいところも悪いところも、全て含めて人間。
「このヤロウ」と腹がたった時にも
「まあ、それも人間か」
と心の中でつぶやくと許せたりするものです(どうしても許せない時もありますが)
人間ってそんなに完璧なものじゃないですからね。
ただ、ネット社会の今、何か問題が起こった時にすぐ炎上して、その時の他者に求める姿があまりにも完璧なものすぎるんじゃないかと思うことがあります。いやいや、みんなそんなに完璧じゃないだろうと。
間違っていることを間違っていると指摘することは大切なことですが、あまりにも正しいことばかり求めすぎると窮屈な社会になりはしないかと思うし、自分の首を締めることにもなるのではないかと思ったりもします。
このあたり難しいバランスだと思いますが、まあ、「それも人間」というおおらかな気持ちも大切なのではないかなと思ってこの作品を書きました。
40分ぐらいの短い作品ですし、またいつか再演したいなと思っています。
出演者紹介も二巡し、稽古日記でも書こうと思いつつ……
リモート稽古って、書くことないんですよね……
稽古写真もZoomのスクリーンショットばかりで、基本動きがない。
今は平日リモート、土曜日が朝から夕方まで対面稽古という形でやっていますが、そう毎日更新できるほど稽古のネタがないというか。
もちろん、着実に積み上がってはいますが、なんというか、稽古場日記という形でお届けするほどの派手さがないのです。
しかし、なるべく毎日更新したいということで……
『過去公演を振り返る』
なんてことをやってみようと思います。
お知らせしている通り、今回新メンバーがたくさん増えたので、彼らも以前のことは知らないだろうし、改めてこれをご覧の皆様にもHBがどんな公演をやってきたかをお知らせしていくのもいいんじゃないかと思いました。
というわけで、直近の公演からだんだんと振り返っていこうかと思います。
一番近い公演はこちら

2021.2『題名のない演劇祭』@JR九州ホール
出演 萩原あや/山中祐里/唐島経祐/宮﨑楓

飛ぶ劇場、14+、万能グローブガラパゴスダイナモス、非・売れ線系ビーナス、劇団言霊、そしてHBと福岡・北九州の劇団が集った演劇祭です。
演劇祭のコンセプトはタイトル通り「タイトルなし。お客様の投票で決める」というもの。
そしてうちの作品は投票の結果『8割』というものになりました。
HallBrotherのタイトルは「8割」に決まりました。投票、ご観劇、ご視聴いただいた皆さま、ありがとうございました!
— 劇団HallBrothers (@gHallBros) February 28, 2021
次回本公演は夏〜秋頃を予定しています。
その頃には、コロナが落ち着き普通に観劇できる世の中になっていて欲しいものですね。 https://t.co/UPdK8ve0Yl
タイトルを投票で決めるというのも初めての経験だったし、JR九州ホールも初めてということで、新鮮な演劇祭でした。
惜しむらくは僕自身が別現場とかぶっていて、演劇祭当日に立ち会えなかったこと。
せっかく福岡・北九州の名だたる劇団が出場しているのに、劇場で観ることができませんでした(配信では観ました)
さて、我々HBはどんな作品をやったかというと、介護をテーマにした会話劇。
スーパーのバックヤードを舞台に、親の介護のために職を辞さなければいけない女性と突然の親の介護に巻き込まれた女性、二人の変遷を描いた作品です。
劇中、介護施設に就職した元アルバイトが
「あたし、気づいたんですけど、世の中の8割はクソみたいなやつですよ」
というセリフがあって、おそらくそこから『8割』というタイトルがいいと投票してくれたようです。
介護施設で働いている彼女は老人たちの自分本位で自分勝手な振る舞い、そしてその家族も同じように自分たちのことしか考えていない姿に辟易し、このセリフを吐きます。
そして図らずも介護に直面した二人の女性たちも、同じように苦しみ、疲れていきます。
が、そのクソみたいな姿も「それも人間か」と受け入れていくようになるまでのお話です。
『タイトルはお客様が決める』
というコンセプトなので、スタッフさんに提出する台本にもタイトルは記載されていませんが、実は僕の中ではタイトルを決めていました。まあ、そうじゃないと僕は書けないタイプなので。タイトルってその作品を象徴するものですし、それがないというのは道標がないようなもので、どこに進んでいけばいいのかわからなくなるのです。
で、僕の中で決めていたタイトルは『それも、人間』
よいところも悪いところも、全て含めて人間。
「このヤロウ」と腹がたった時にも
「まあ、それも人間か」
と心の中でつぶやくと許せたりするものです(どうしても許せない時もありますが)
人間ってそんなに完璧なものじゃないですからね。
ただ、ネット社会の今、何か問題が起こった時にすぐ炎上して、その時の他者に求める姿があまりにも完璧なものすぎるんじゃないかと思うことがあります。いやいや、みんなそんなに完璧じゃないだろうと。
間違っていることを間違っていると指摘することは大切なことですが、あまりにも正しいことばかり求めすぎると窮屈な社会になりはしないかと思うし、自分の首を締めることにもなるのではないかと思ったりもします。
このあたり難しいバランスだと思いますが、まあ、「それも人間」というおおらかな気持ちも大切なのではないかなと思ってこの作品を書きました。
40分ぐらいの短い作品ですし、またいつか再演したいなと思っています。
幸田です。
出演者紹介二巡目第七弾はこの人。

僕ですね。
めっちゃ張り切ってる稽古写真ですが……
自分で自分にインタビューするのも変な感じですが、まあ、そういう流れなのでいつものようにやりたいと思います。
■お名前、年齢、出身を教えてください。
→幸田真洋、43歳、11月で44歳になります。演劇歴は16歳の高校一年生の時からだから28年になります。出身は福岡県筑紫野市です。正確には大野城市で生まれて0歳の時にすぐ筑紫野市に来ました。ですので、ほぼ筑紫野生まれ筑紫野育ちと言ってもいいかと思います。筑紫野市は福岡市の南部に位置する
■あ、もういいです。っていうか喋りすぎですね。HBになぜ入ろうと、っていうかなぜHBを作ったんですか?
→もう22年前のことなのであんまり覚えてないですけど……とにかく演劇がしかった、自分で作・演出がしたかった、そのためには劇団という手段しかなかったから、という感じでしょうか。当初は5年くらいで売れるだろうと自信満々だったんですが22年経った今でも売れていません。ははは。
■なぜ福岡でやろうと思ったんですか?20数年前ならなおさら「演劇といえば東京」という感じだったと思いますが。
→当時、高橋徹郎さん(スター高橋ですね)の幻想舞台や後藤香さんのK2T3、広瀬健太郎さんの風三等星が福岡で活動していて、面白かったんですね。なので、僕にとって演劇といえば目の前で上演されているその諸先輩方でした。あの頃は今のようにインターネットで遠く離れた世界に簡単にアクセスできるわけではなかったので、東京のお芝居の情報なんて自分で見に行くか、VHSのビデオテープを買うかくらいしかなかったんです。だから遠くの世界を知らなかったというのが正解かもしれないですね。親は演劇が学べる東京の大学に行けと言っていましたが、僕には目の前の演劇がすべてでまるで響かなかったですね。視野が狭かったんでしょう。ははは。
■っていうかよく喋りますね。福岡で続けてきたことはどう考えていますか?
→まあ、もし若かりし頃の自分に声を掛けることができるなら、間違いなく「東京に行け」と言いますね(笑)
やっぱり若かりし頃に外へ飛び出すのって大事だと思うんですよ。広い世界を知って、最終的に福岡に戻ってきて自分の演劇をやろうというのはいいと思うんですが、全く冒険しないというのもね。
とはいえ、別に今の人生を後悔しているわけではありません。それはそれで僕にとっては必要な生き方だったのかな、という気もするし、売れてはいないですが楽しく芝居はできているし、視野が狭い人が作る芝居があってもいいじゃないかとも思うので。多様性ってそういうことですよね?
■あ、もういいです。次の質問に行きたいと思います。好きな役者とか作品とかあったら教えてください。
→好きな役者も作品もたくさんあります。語りだしたら長くなりますが、
■じゃあもういです。次に行きましょう。稽古がはじまって
→あれ?いいんですか?
■いいです。稽古がはじまって一ヶ月ちょっと、対面での稽古も回数を重ねてきて、どんな感じですか?
→自分の記憶力の衰えを感じます。先週やったことを今週はすっかり忘れている。たった一週間空いたくらいで全然覚えていないので、40代、やばいです(笑)全体的には、やっぱり演劇は顔を突き合わせて、身体動かして作ってナンボだなと思ったりします。うちは大して動きのない会話激なので、リモートでの稽古もじっくりセリフのやり取りだけに集中できるからいいんじゃない?とも思ってはいるんですが、やっぱり舞台っていうのは、ほんのちょっとの視線の向け方や立ち位置、立ち方、身振り手振りをつける、あるいは削る、相手に手を掛ける、掛けない、など少しの変化で見え方が変わってくるんです。どんなにセリフを上手に言えたって、身体の動きを細かく演出できていないとその場面が死んでいるように見える。
そうそう、この前の稽古ではなんだか立ち方に違和感のある役者に小道具を持たせただけで、ぐっと自然に見えるようになった、なんてこともあります。そういうことはリモートでは決してできないし、これこそが演劇だなと感じています。
■相変わらずたくさん喋りますが、演劇的なことは量多めでもいいかと思います。
では、今作の見どころを教えてください。
→相変わらずの地味な会話劇なので、特に派手な事件が起きるわけでも、大きな動きがあるわけでもないんですが、会話の端々に見えるそれぞれの人生を感じていただければ。登場人物は8人なんですが、8人8様の人生、価値観があるので誰かに共感したり、あるいは反発したりがあるんじゃないかと思います。
あと、ギャグを言ったりやったりするわけじゃなく、ただ日常会話をしているだけなのにクスッと笑えるところがいくつとあると思います。人種というと大袈裟ですが、同じ日本人・同じ場所に住んでいる人でもそれぞれ生き方や価値観が微妙に違うわけで、そのズレがおかしみに繋がるわけです。普通のことを話しているのになんだかおかしい、という場面がいくつもあると思うので、そういうところを感じてもらえればと思います。
■では最後に公演に向かって意気込みを一言!
→リモートと対面稽古と両方やっていると、目の前で生身の人間が演じている強さというのを改めて感じています。やっぱり演劇は生でこそ!と思うので、ぜひ、劇場へ。とはいえなかなか来れないという方はぜひ配信で!生でこそとか言ったくせに矛盾してますが、配信は配信でカメラ4台をスイッチングしながら配信でしかお届けできない角度でお見せしたいと思っていますので、皆さま、お待ちしています!
以上、一人二役の幸田でした。
出演者紹介二巡目第七弾はこの人。

僕ですね。
めっちゃ張り切ってる稽古写真ですが……
自分で自分にインタビューするのも変な感じですが、まあ、そういう流れなのでいつものようにやりたいと思います。
■お名前、年齢、出身を教えてください。
→幸田真洋、43歳、11月で44歳になります。演劇歴は16歳の高校一年生の時からだから28年になります。出身は福岡県筑紫野市です。正確には大野城市で生まれて0歳の時にすぐ筑紫野市に来ました。ですので、ほぼ筑紫野生まれ筑紫野育ちと言ってもいいかと思います。筑紫野市は福岡市の南部に位置する
■あ、もういいです。っていうか喋りすぎですね。HBになぜ入ろうと、っていうかなぜHBを作ったんですか?
→もう22年前のことなのであんまり覚えてないですけど……とにかく演劇がしかった、自分で作・演出がしたかった、そのためには劇団という手段しかなかったから、という感じでしょうか。当初は5年くらいで売れるだろうと自信満々だったんですが22年経った今でも売れていません。ははは。
■なぜ福岡でやろうと思ったんですか?20数年前ならなおさら「演劇といえば東京」という感じだったと思いますが。
→当時、高橋徹郎さん(スター高橋ですね)の幻想舞台や後藤香さんのK2T3、広瀬健太郎さんの風三等星が福岡で活動していて、面白かったんですね。なので、僕にとって演劇といえば目の前で上演されているその諸先輩方でした。あの頃は今のようにインターネットで遠く離れた世界に簡単にアクセスできるわけではなかったので、東京のお芝居の情報なんて自分で見に行くか、VHSのビデオテープを買うかくらいしかなかったんです。だから遠くの世界を知らなかったというのが正解かもしれないですね。親は演劇が学べる東京の大学に行けと言っていましたが、僕には目の前の演劇がすべてでまるで響かなかったですね。視野が狭かったんでしょう。ははは。
■っていうかよく喋りますね。福岡で続けてきたことはどう考えていますか?
→まあ、もし若かりし頃の自分に声を掛けることができるなら、間違いなく「東京に行け」と言いますね(笑)
やっぱり若かりし頃に外へ飛び出すのって大事だと思うんですよ。広い世界を知って、最終的に福岡に戻ってきて自分の演劇をやろうというのはいいと思うんですが、全く冒険しないというのもね。
とはいえ、別に今の人生を後悔しているわけではありません。それはそれで僕にとっては必要な生き方だったのかな、という気もするし、売れてはいないですが楽しく芝居はできているし、視野が狭い人が作る芝居があってもいいじゃないかとも思うので。多様性ってそういうことですよね?
■あ、もういいです。次の質問に行きたいと思います。好きな役者とか作品とかあったら教えてください。
→好きな役者も作品もたくさんあります。語りだしたら長くなりますが、
■じゃあもういです。次に行きましょう。稽古がはじまって
→あれ?いいんですか?
■いいです。稽古がはじまって一ヶ月ちょっと、対面での稽古も回数を重ねてきて、どんな感じですか?
→自分の記憶力の衰えを感じます。先週やったことを今週はすっかり忘れている。たった一週間空いたくらいで全然覚えていないので、40代、やばいです(笑)全体的には、やっぱり演劇は顔を突き合わせて、身体動かして作ってナンボだなと思ったりします。うちは大して動きのない会話激なので、リモートでの稽古もじっくりセリフのやり取りだけに集中できるからいいんじゃない?とも思ってはいるんですが、やっぱり舞台っていうのは、ほんのちょっとの視線の向け方や立ち位置、立ち方、身振り手振りをつける、あるいは削る、相手に手を掛ける、掛けない、など少しの変化で見え方が変わってくるんです。どんなにセリフを上手に言えたって、身体の動きを細かく演出できていないとその場面が死んでいるように見える。
そうそう、この前の稽古ではなんだか立ち方に違和感のある役者に小道具を持たせただけで、ぐっと自然に見えるようになった、なんてこともあります。そういうことはリモートでは決してできないし、これこそが演劇だなと感じています。
■相変わらずたくさん喋りますが、演劇的なことは量多めでもいいかと思います。
では、今作の見どころを教えてください。
→相変わらずの地味な会話劇なので、特に派手な事件が起きるわけでも、大きな動きがあるわけでもないんですが、会話の端々に見えるそれぞれの人生を感じていただければ。登場人物は8人なんですが、8人8様の人生、価値観があるので誰かに共感したり、あるいは反発したりがあるんじゃないかと思います。
あと、ギャグを言ったりやったりするわけじゃなく、ただ日常会話をしているだけなのにクスッと笑えるところがいくつとあると思います。人種というと大袈裟ですが、同じ日本人・同じ場所に住んでいる人でもそれぞれ生き方や価値観が微妙に違うわけで、そのズレがおかしみに繋がるわけです。普通のことを話しているのになんだかおかしい、という場面がいくつもあると思うので、そういうところを感じてもらえればと思います。
■では最後に公演に向かって意気込みを一言!
→リモートと対面稽古と両方やっていると、目の前で生身の人間が演じている強さというのを改めて感じています。やっぱり演劇は生でこそ!と思うので、ぜひ、劇場へ。とはいえなかなか来れないという方はぜひ配信で!生でこそとか言ったくせに矛盾してますが、配信は配信でカメラ4台をスイッチングしながら配信でしかお届けできない角度でお見せしたいと思っていますので、皆さま、お待ちしています!
以上、一人二役の幸田でした。
幸田です。
出演者紹介二巡目第六弾はこの人。

今回が初舞台のニューフェイスです。
うちの劇団は演劇経験があろうとなかろうと、基本的には誰でもウェルカムですし、すぐに舞台に立ってもらいます。
だって、せっかく舞台に立ってみたい!と思って入ってきたのに、なかなか立てなかったら面白くないですものね。
とはいえ、お客さんから料金をいただいて上演するので、もちろん、ちゃんと観れるレベルには持っていきます。それが演出の腕の見せ所ですしね。
積極的に演劇初心者を起用するのは演出力のレベルアップにもなるし、いいことばかりだと思います。
それでは、色々聞いていきましょう!
■お名前、年齢、出身を教えてください。
→大畑慧光 24歳 福岡県出身です。
■HBになぜ入ろうと思ったんですか?っていうか、そもそも演劇をやろうと思ったきっかけは?
→前から何となくやってみたいなと思ってはいたものの、自分から動くほどでもなっかたんです笑
何かきっかけがあればなーと思っていたときに偶然友達に誘われて、やってみようと思いました。
※友達も一緒に入団しましたが、今回はスタッフとして参加しています。また次回以降、舞台に立つことになるかと思います。
■好きな役者とか、好きな作品(芝居でも映画でもなんでも可)など教えてください。
→最近見た「南極料理人」という映画が面白かったです。
■稽古が始まって一ヶ月ちょっと、対面での稽古も回数を重ねてきて、どんな感じですか?
→稽古の雰囲気はとても良いんですが、自分が人見知りなので緊張でガチガチになってます笑
立ってやる時もセリフを言うのが精いっぱいで、体が動かないくらい緊張してます。
■でも、昨日の稽古とか見てたら、だんだん慣れてきてる感じするよ!では、次の質問。作品も少しずつ形になってきて、その中で何か思うところはありますか?
→高山さんが面白いです。
■僕が演じる役ですね。え、なんか忖度してる?(笑)
→いえいいえ!
高山さんが出てくると謎の安心感があります。
僕が演じている工藤は、人と接するのが苦手で口数も少ないんですが、心の中で思っていることがあるので、そこをしっかり考えないといけないと思いました。
■口数少ない役って意外と難しいのでね!では最後に、本番が近づいてきていますが、改めて意気込みを。
→初めてのことだらけで不安もありますが、楽しかったと思えるようにがんばりたいです!
本人はガチガチと言っていますが、稽古を重ねるたびにどんどん殻を破っている感じがします。きっと本番は生き生きと舞台を動いているでしょう!
『まっすぐ目を見て話してください』ご予約受付中です!
リアル観劇でも配信でもどちらも大歓迎!ぜひ、ご覧ください!
≫チケットのご予約はこちら≪
出演者紹介二巡目第六弾はこの人。

今回が初舞台のニューフェイスです。
うちの劇団は演劇経験があろうとなかろうと、基本的には誰でもウェルカムですし、すぐに舞台に立ってもらいます。
だって、せっかく舞台に立ってみたい!と思って入ってきたのに、なかなか立てなかったら面白くないですものね。
とはいえ、お客さんから料金をいただいて上演するので、もちろん、ちゃんと観れるレベルには持っていきます。それが演出の腕の見せ所ですしね。
積極的に演劇初心者を起用するのは演出力のレベルアップにもなるし、いいことばかりだと思います。
それでは、色々聞いていきましょう!
■お名前、年齢、出身を教えてください。
→大畑慧光 24歳 福岡県出身です。
■HBになぜ入ろうと思ったんですか?っていうか、そもそも演劇をやろうと思ったきっかけは?
→前から何となくやってみたいなと思ってはいたものの、自分から動くほどでもなっかたんです笑
何かきっかけがあればなーと思っていたときに偶然友達に誘われて、やってみようと思いました。
※友達も一緒に入団しましたが、今回はスタッフとして参加しています。また次回以降、舞台に立つことになるかと思います。
■好きな役者とか、好きな作品(芝居でも映画でもなんでも可)など教えてください。
→最近見た「南極料理人」という映画が面白かったです。
■稽古が始まって一ヶ月ちょっと、対面での稽古も回数を重ねてきて、どんな感じですか?
→稽古の雰囲気はとても良いんですが、自分が人見知りなので緊張でガチガチになってます笑
立ってやる時もセリフを言うのが精いっぱいで、体が動かないくらい緊張してます。
■でも、昨日の稽古とか見てたら、だんだん慣れてきてる感じするよ!では、次の質問。作品も少しずつ形になってきて、その中で何か思うところはありますか?
→高山さんが面白いです。
■僕が演じる役ですね。え、なんか忖度してる?(笑)
→いえいいえ!
高山さんが出てくると謎の安心感があります。
僕が演じている工藤は、人と接するのが苦手で口数も少ないんですが、心の中で思っていることがあるので、そこをしっかり考えないといけないと思いました。
■口数少ない役って意外と難しいのでね!では最後に、本番が近づいてきていますが、改めて意気込みを。
→初めてのことだらけで不安もありますが、楽しかったと思えるようにがんばりたいです!
本人はガチガチと言っていますが、稽古を重ねるたびにどんどん殻を破っている感じがします。きっと本番は生き生きと舞台を動いているでしょう!
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幸田です。
オンラインコラボレーション演劇祭、昨日開幕して今日終幕です。
といっても、アーカイブ配信が24日まであるので、実質は24日まで演劇祭は続くわけですが。
HallBrothersはお知らせした通り『田舎者のDNA』というZoom演劇で参加しています。
2019年2月にリアルの劇場で上演したものを大改訂してオンライン版に直しました。
まあ、HallBorthersらしい会話劇ができたかな、と思います。
まだご覧になっていない方でご興味ある方は24日までアーカイブ配信がありますので、ぜひ、チケットご購入いただければ。
»チケットの購入はこちら«
演劇祭へ参加することに決めてから開幕まで、結構きつきつのスケジュールでした。
なので、稽古もバタバタ行った感じですが、もう何度も共に舞台で戦ってきたメンバーなので、短い稽古期間でも呼吸がすぐに合って、やっぱり劇団というのはいいものだな、なんて感じたりしました。
『田舎者のDNA』も好きな作品で、またいつかやりたいと思っていましたし、オンライン版とはいえ上演できる機会があってよかったです。
なんというか、白黒はっきりつけたい、というようなムードを感じます。世の中に。
情報が溢れていて、何が正しいのかわからない。そんな混迷している時代だからこそ、白黒はっきりして!と望む気持ちはわかります。
しかし、世の中や人生というものはそう簡単に割り切れるものではない。もっとグレーなものです。
あっちも正しいし、こっちも正しい。人がいて、人の数だけ考え方や価値観がある。たとえ「間違っている」と思われる考え方や価値観だって、それはそれで認められるべきものなのではないかー
そんなことを考え、作った作品です。
しつこいですが、24日までアーカイブ配信がありますので、ぜひ、ご覧ください!
オンラインコラボレーション演劇祭、昨日開幕して今日終幕です。
といっても、アーカイブ配信が24日まであるので、実質は24日まで演劇祭は続くわけですが。
HallBrothersはお知らせした通り『田舎者のDNA』というZoom演劇で参加しています。
2019年2月にリアルの劇場で上演したものを大改訂してオンライン版に直しました。
まあ、HallBorthersらしい会話劇ができたかな、と思います。
まだご覧になっていない方でご興味ある方は24日までアーカイブ配信がありますので、ぜひ、チケットご購入いただければ。
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演劇祭へ参加することに決めてから開幕まで、結構きつきつのスケジュールでした。
なので、稽古もバタバタ行った感じですが、もう何度も共に舞台で戦ってきたメンバーなので、短い稽古期間でも呼吸がすぐに合って、やっぱり劇団というのはいいものだな、なんて感じたりしました。
『田舎者のDNA』も好きな作品で、またいつかやりたいと思っていましたし、オンライン版とはいえ上演できる機会があってよかったです。
なんというか、白黒はっきりつけたい、というようなムードを感じます。世の中に。
情報が溢れていて、何が正しいのかわからない。そんな混迷している時代だからこそ、白黒はっきりして!と望む気持ちはわかります。
しかし、世の中や人生というものはそう簡単に割り切れるものではない。もっとグレーなものです。
あっちも正しいし、こっちも正しい。人がいて、人の数だけ考え方や価値観がある。たとえ「間違っている」と思われる考え方や価値観だって、それはそれで認められるべきものなのではないかー
そんなことを考え、作った作品です。
しつこいですが、24日までアーカイブ配信がありますので、ぜひ、ご覧ください!